2020年12月 第153話 COVIT-19
まさに生れてこの方経験のない未曾有の年となった2020年でしたが、その年の締めにはやはり「新型コロナウイルス」の話をしない事には収まりがつかないと思います。
2019年12月に武漢市で発生し、武漢から世界に広がっていったこのウイルスの日本での初感染が確認されたのは2020年1/16で武漢からの帰国者だったと記憶しています。1/26には武漢市からのツアー客を乗せたバスの運転手の感染が発覚、2/3には横浜に寄港したあのダイヤモンドプリンセス号から乗員乗客3711人のうち712人が新型コロナウイルスに感染し、その後爆発的な感染拡大に伴い当初は埼玉/千葉/東京/神奈川/大阪/兵庫/福岡の7都府県を対象に4/7に発せられた緊急事態宣言が4/16には全国へと波及し、5/25の解除までに延べ49日間に渡りました。当店も都の感染防止協力要請もあり4/16から5/17までの32日間、休業の運びとなり1945年の太平洋戦時中を除いては初の苦しい経験となりました。
休業中の芝大門近隣は各社のリモートワークや営業を続ける飲食店の時短営業、内外からの観光客の激減が甚だしく、
瀕死の状態であった事が今も鮮明に思い出されます。特に夜間や週末は人影すらない状態でした。
幸いにして当店従業員の感染者はなく、営業再開が出来ました事はまさに不幸中の幸いであったと思っております。
営業再開後は一にも二にも安全安心の店舗空間をお客様に提供させて頂く事を念頭に★従業員全員のマスク/手袋の着用★排煙窓を開け放った換気の徹底★お客様同士の距離の確保をさせて頂く事に加え①入店時の検温とアルコール消毒のご協力お願い②飲食時以外のマスク着用のお願い③飛沫軽減の為会話は小さめのお願い等、心苦しいお願いもさせて頂きましたがご理解を頂き心から感謝申し上げる次第です。年末に向かい蕎麦屋にとっては最繁忙期を迎える事となりますが、安全への姿勢は堅持して行く覚悟です。その一方コロナなどには負けない!と言う気持ちで日本の大切な風物であり当地芝大門の土地柄でもある「増上寺の除夜の鐘」から「東京タワーやレインボーブリッジからの初日の出」そして「芝大神宮の初詣」の入り口となる「更科の大晦日の年越しそば」を従業員一丸となってお客様に満喫して頂けるよう準備させて頂く所存です。密を極力避けるソーシャルディスタンス確保の為お待たせする時間もあると思いますがお許し頂きたく思います。
お土産につきましても事前のご予約を頂くとお待たせする事なくお渡しする事が出来ると思います。年当初から年末まで全てが初体験の一年となりますが、何卒宜しくお願い申し上げ、2020年の締めとさせて頂きます。年内は無休で営業、大晦日は22:30までの営業とさせて頂きます。